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【ネットワークビジネスとは】特徴・仕組み・手法・報酬・可能性・向き不向きなどをアムウェイ&NBC経験者の僕が細かく説明する

 

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どうも、沖縄移住ブロガーの疾風(@hayate_cwrkh5)です。

 

今回は、夢追い人の人や大学生、自由や時間を求める人々が一度は聞いた事があるであろう「ネットワークビジネス」について、まとめていきます。

 

なお、僕はこの“ネットワークビジネスの経験者”として、内側と外側、両方の視点を客観的に自分の意見も加えながら伝えていきます。

 

 

ネットワークビジネス経験者が語るすべて

ネットワークビジネスとは

別名MLM(Multi Level Marketing : マルチレベルマーケティング)と呼ばれている、流通ビジネスの1つです。

 

更なる別名として、マルチ商法・連鎖取引販売とも呼ばれています。この時点で「ん?」と思う方も少なくないと思います。

 

「それってねずみ講じゃ?」って思いますよね。

 

ネットワークビジネスとねずみ講の違い 

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分かりやすく、その表を作ってみました。

 

端的に分かりやすく伝えると、

合法なのがネットワークビジネス、違法なのがねずみ講という認識で間違いありません。

 

ねずみ講は無限連鎖講と呼ばれており、法律上禁止されています。

 

ただし、ネットワークビジネスはあくまで特定商取引法に基づいた範囲内で行っているため、合法であって一概にも「悪!」とは言えません。

 

また、収入構造においても、先行優位なのがねずみ講で、始めるタイミングによって収入が変わらないのがネットワークビジネスです。

 

 ネットワークビジネスの流通の仕組み 

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ここでも説明しやすくなるように、手書きで図を書きました。

 

図の上段が一般的な流通の仕組みです。

 

メーカーで原価10円で作ったものを、問屋や代理店、小売店などを経由していく間にその流通コストがかさんでいきます。

 

また、CMや雑誌の広告などといった広告費用が莫大にかかることはご存知ですよね。その分、原価は安くても商品の値段は消費者の元に届く頃には10倍なんていうのはざらです。

 

一方、下段がネットワークビジネスの流通モデルとなります。

 

間に仲介を挟まないので、流通コストも広告費も使用しません。そのため、研究開発や商品に対する上質の追求をすることができ、商品のクオリティーが高いパターンが多いです。

 

(※最近では商品ではなく、サービスを提供しているものもあります。)

 

しかし、仲介を挟まず、ダイレクトにメーカーから消費者に届けるのには限界があります。一体、どのようにして広めているのでしょうか?

 

ネットワークビジネスのビジネス手法

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それが「人の口コミの力」です。

 

ネットワークビジネスと言われているのも、人から人に紹介して、ネットワークのように輪が広がっていくことからかと。

 

多くの場合、扱っている商品やサービスは会員登録しなければ取り扱えません。そこで、入会金や手続きが必要になってきます。

 

その後、ネットワークビジネスを始めたとして、自分が「これはいい!」と思ったものを友人に紹介する訳です。

 

「最近、良い商品があってさ!」

「画期的なサービス見つけたわ!」

 

と口コミ伝いに友人や家族に伝え、

 

「お、気になる気になる!」

「なにそれ〜?教えてくんろ!」

 

となり、その友人や家族が同じように商品を購入したり、会員登録した際に報酬が生まれる仕組みになっています。

 

ネットワークビジネスの売りとは

それは、ずばり自由・時間・仲間でしょう。(これはあくまで僕個人の一意見です)

 

大体のネットワークビジネスは、勧誘時に、

 

  • 『自由なライフスタイルを』
  • 『夢を叶えようよ!』
  • 『仲間がたくさんできるよ!』
  • 『隙間時間にできるよ!』

 

といったような誘い文句が多い氣がします。

 

その自由や時間といったものが何故手に入るかというと、ネットワークビジネスの報酬は権利収入だからです。

 

以下の図をご覧下さい。

 

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一般的なのが左側の2つになります。

 

自分の働いた時間がそのままお金になる労働収入。

 

時給が1,000円だとすると、1時間 = 1,000円です。

 

一方、右側が権利収入と言われているものです。

 

時給は定まっておらず、1時間 = ∞です。

 

もちろん、0円になることもあれば、10円になることもあるし、1万円、10万円とその努力次第で変わってきます。

 

僕が今、こうしてチャレンジしているこのブログも右側に値するものですが、時給換算すると今月は、時給1.31円です。

 

要するに、分かりやすく言うと、ミュージシャンや小説家の印税みたいなものです。働かずとも、その仕組みでお金が入ってくる。

 

そしてそのお金で、新しくできることが増えたり、収入が安定すれば会社も辞めることができ、自由なライフスタイルが送れる。

 

これがネットワークビジネスの最大の売りだと僕は思います。

 

ネットワークビジネスの報酬

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ビジネス手法で説明したように、主に紹介が完了した際や、紹介者が新たに商品を購入した段階で、一定の割合でのマージンが入ってきます。

 

その報酬は、広告費や流通コスト分で浮いた分から還元されます。

 

その還元率は数多にあるネットワークビジネスによってそれぞれで、僕が聞いた中で最も高かったのは66.7%でした。

 

また、それとは別にボーナス制度なるものがあります。

 

ボーナス制度とは?

これは大体共通すると思うのですが、自分自身の売り上げだけでなく、自分が勧誘した全員の売り上げに基づいて算出されます。

 

そのため、リーダー(先駆者)は、自分の販売額だけでなく、自分の仲間となってくれた人たちを育成することが必須となります。もちろん、自分がビジネスを教えてもらった人からも教わる事になります。

 

その点において、「仲間ができる」という売りが言われているのだと思います。

 

具体的なボーナス制度としては、何人紹介で◯◯という名前が付きます。その◯◯といった位に応じてボーナス金額も上がっていくのです。

 

(中には、紹介した自分の仲間が組織を大きくした分だけ報酬が上がるといった仕組みをとっているネットワークビジネスもあります。)

 

ネットワークビジネスの可能性

あえて、ここではこのビジネスの可能性・価値について触れておきます。

 

①身分の自由 

資金、学歴、資格、経験、老若男女を問いません。

 

②時期の自由 

やりたいと思った時に始め、辞めたいと思った時に辞めれば良いのです。

 

③取り組みの自由

副業として空き時間にやるもよし、脱サラして本格的に取り組むもよし、誰からも強制されることなく自由に選択ができます。

 

④仲間選びの自由

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同期や配属先などといった会社の中の誰かとではなく、自分が一緒にやりたいと思った人と仕事をすることができます。

 

ネットワークビジネスのメリット・デメリット

改めて分かりやすく、メリットとデメリットもまとめておきます。

 

メリット
  • 敷居が低く、誰でもすぐに始められる
  • 仕事時間や場所などに拘束されず自由に出来る
  • 自分のペースで行うことが出来る
  • 社会的地位やコネ、経験、学歴などに関係なく成功できる
  • 頑張った分だけ報われる公平性
  • 好きな時にやめることができる
  • 権利収入を得ることができる

 

デメリット 
  • 知り合いなど声をかける人数に限りがある
  • 興味がない人を勧誘すると迷惑がられ、人間関係にもひびが入る
  • 直接断られることでストレスになる
  • セミナーやミーティングの参加に時間や費用がかかる
  • 自由であるが故に、締め切りや目標を設定しないとやる気が起こらない

 

などなど。

 

メリットもデメリットも表裏一体な部分もあれど、捉え方次第で変わってきますが、確実に言えるのは「生半可な努力では成功できない」ということです。

 

ネットワークビジネスに向いている人・そうでない人

ここまで、ネットワークビジネスについてまとまてきましたが、ここからは向いている人・向いていない人について僕の偏見で伝えていきます。

 

向いている人 
  • 素直
  • 勧誘に抵抗がない
  • 世論や友人、家族の偏見や批判に耐えられる
  • これまでの関係が壊れても平気な人
  • 製品やサービスに価値を感じられる人
  • 常にモチベーション高く、ハイパフォーマンスを発揮できる
  • すぐに成果が出なくても続けられる
  • 時間管理に長けている(アポ,勉強,プランニングなど)
  • コミュニケーション能力が高い
  • 圧倒的リーダーシップ(グループのマネジメント)
  • 常にお金の為にでなく、誰かのためにというマインドを持てている
  • 自分より優れた人財を見つける力を持っている
  • 個人事業主扱いになるので、人のせいにせず、全て自己責任だと覚悟ができる

 

向いていない人
  • ひねくれ者
  • 勧誘に抵抗がある人
  • 批判や偏見に耐えられない人
  • これまでの関係性にひびが入ることが怖い人
  • 製品やサービスに価値を感じない人
  • そもそもこのビジネスに違和感を少しでも感じる人
  • セルフコントロール力に欠けている人
  • リーダーシップの欠如(独りよがりでチームプレーができない)
  • 継続力のない人
  • 依存気質で他責になりがちな人
  • 出所の全てが「お金」になってしまう人
  • 楽して稼ごうと思ってる人
  • 時間を捻出できない人

 

などなど...

 

挙げればキリがありませんが、こんなところだと思います。

 

もしやる場合は

それなりの覚悟と、良い意味での気軽さを併用できるといいかと思います。

 

ワンポイントアドバイスとしては、クーリングオフについてしっかりと確認をして退路を逃さないということです。

 

かつ、無知はコストなので、その場の勢いに流される事なく、しっかりとそのビジネスの商品やサービスの特徴であったり、優位性、企業理念やグループ選びを十分に把握してからでも遅くありません。

 

また、損益分岐点を把握することも必須です。

 

どのくらいの投資が必要で、具体的にいつまでにその投資分を取り返せるのか。その分岐点が早いのか、遅いのかで戦略も異なってくると思います。

 

やらない場合は

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はっきりと「No」と断る事です。

 

無理な勧誘行為は違法にあたりますので、勇気を振り絞って全力で断りましょう。

 

そして、勧誘してきた人がとても大切な人で今後も関係性を崩したくない場合は、少しだけ考え方を変えてみて下さい。

 

よっぽどの人でない限り、「良かれ」と思ったり「一緒にやりたい」と思って声をかけてくれた訳で、その人自身は過去と何も変わってないはずです。

 

やれ宗教にダマされてるとか、ねずみ講をやってるなんて最低だと決めつけてしまうのではなく、あくまでも客観的に視てみて下さい。

 

もし、断れなかったり悩んだりする場合は、信頼できる人に相談して下さい。もちろん、僕も経験者として相談に乗らせて頂きます。

  

なぜ僕がネットワークビジネスを始めたのか?  

それはシンプルに『時間とお金』が欲しかったからです。

 

俳優という道を目指す傍ら、稽古や自主練に必要な時間と社会人にあって、自分にはない収入源の確保というのが一番の目的でした。

 

何よりも空いた時間にできるという謳い文句に魅力を感じました。

 

しかし、蓋を開けてみると確かに空いた時間でできることは間違いないですが、成功して働かずに済む経済力を身につけるには全てを費やすぐらいの勢いとコミットメント力がどうしても必要でした。そこは自分が甘かったなと思ってます。

 

また、空いた時間にできることも限られていて、多くはミーティングや勉強セミナー、アポ取り、デモ練習などと、やることがたくさんあってそこに優先的に時間を割きたくないなと思ったから辞めました。

 

他にも、どうしても勧誘に対して苦手意識があること、これまで築いて来た人たちとの関係性が崩れることが嫌だったことなどがありました。

 

具体的に何をしていたのか 

僕が実際に行っていたのは『NBC(Net Business College)』というインターネットビジネスをサービスとしたものでした。

 

このご時世“インターネットを使用して稼ぐ”というのは、僕にとってはとても魅力的で、パソコン1つで、どこでも稼げてしまうというその可能性に惹かれて始めました。

 

入会までの流れとして、後輩に誘われ、セミナーに参加して社長とプレゼンターの話を聞きました。僕にとっては面白い内容ばかりでした。笑

 

(化粧品の多くの原価は100円にも満たないということや、どのスピード感やどんなことをしてこのビジネスを成功させたのか(その人の場合は、開始10分ほどで損益分岐点突破)や、漫才みたいなトークなど。笑)

 

その後、クーリングオフが20日ということを確認して、リミットは20日だと言い聞かせて本気で始めました。

 

ちなみに入会金は税込64,800円と月謝16,200円で、僕にとってこれはとても安いなと思いました。20日間で80,000円の利益を挙げられるプロセスが組めるのであれば続けようと。 

 

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その後まずは、クレジットカードで契約と支払いを済ませ、早速ホームページで諸々確認してみたのですが、即金性があるのは「紹介」ぐらいでした。

 

他にも手段として「自己アフェリエイト」なるものがありましたが、それも8万円を投資して得られる情報どころか、元々知っていたお小遣いサイトでのクレジットカード作成でのセルフバックで、正直残念に思いました。笑

 

そして、同じようにやっていた人たちに共通していたのが、謳い文句が“インターネットで稼ぐ”なのに、『紹介』しかやっていない人もいたことです。僕の中で、8万円の損益分岐突破のプロセスが作れない限りは、紹介に踏み切れませんでした。

 

肝心のネットで稼ぐ方法を教えられない状態で、誰かにおすすめなんてできなかったです。何人かに声はかけましたが、1人が僕がやめた後に始めたぐらいで、紹介も全然成果をあげられませんでした。

 

何よりも一番は家族に紹介できなかったということです。それが一番の氣の負い目で、その状態でいることが辛くもなりました。

 

ただ、誘ってくれた僕の後輩はとてもいい子だし、僕に今後どうするかをわざわざ時間をとって丁寧に教えてくれた人もいたので、やっている人が全員悪い人かと言われると全くもってそうとは言い切りません。

 

ネットで稼ぐ方法を全く知らない人や、そのノウハウを知りたい人にはおすすめだと思います。僕はもう既にかじりまくってたので、そのメリットを感じず、クーリングオフに必要だったはがきをすぐに送ってから、やめると伝え、すぐに辞めました。

 

僕がネットワークビジネスに思うこと 

まず、権利収入の作り方はいくらでもあります。「ネットワークビジネスしかない!」とならないように、僕はもっとたくさん知識をつけます。

 

そして、必ず向き・不向きがあります。誘う側も誘われる側も、客観的に判断できるように、常に第三者の目線を忘れないことだと思います。

 

また、自分の価値観が全て正解だと思ったら大間違いです。人の分だけ考え方や価値観は違います。それを理解する努力を僕は怠りません。

 

そして何よりも、僕がネットワークビジネスに対して思うことは、仲間と共に何かを創り出すことや、良いものを共有するということ自体にインセンティブなんていらないってことです。

 

もちろん、何かを創り出したその先のもので利益が生まれて分配するというのであれば喜んで受け取りますが、紹介や育成ボーナスなんて正直どうでもいいです。

 

僕はそのスタイルと仕組みが嫌いです。

 

おわりに 

今回はネットワークビジネスについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

 

ここに書いてあることは、全て事実であり、僕の体験談に基づいたものであって、一個人としての意見を綴りました。

 

「無知はコスト」です。この記事を活かして、自分の人生は自分で選択していきましょう。