どうも、駆け出し俳優ブロガー改め沖縄移住ブロガーの疾風(@hayate_cwrkh5)です。
今日は、僕の人生に一番影響を与えてくれた世界でいちばん貧しい大統領と言われていたホセムヒカ元ウルグアイ大統領を紹介します。
人生で最も大切なことを世界一貧しい大統領のスピーチが教えてくれた
ムヒカ大統領ってどんな人なの?
簡単なプロフィール
(出典 : Yahoo!ブログ)
- 名前 : ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ
- 生年月日 : 1935年5月20日
- 出身 : ウルグアイ東方共和国
- 職業 : 国会議員(前ウルグアイ第40代大統領)
- 家族 : ルシア・トポランスキ夫人(国会議員)、ほか数匹の犬や猫、鶏などと暮らす
- 趣味 : 園芸・読書
引用 : 株式会社汐文社
略歴
- 1935年、ウルグアイ・モンテビデオ郊外に生まれる
- 幼い頃より、パン屋・花屋などで働き、10代から政治活動を始める
- 1960年代初期、当時の独裁政権に反抗する非合法政治組織「トゥマパロス」に加わる
- ゲリラ活動による4度の投獄を経て解放。その後、1994年に下院議員に選出
- 1999年、所属の人民参加運動(MPP)が最大議席を獲得
- 2010年、ウルグアイ第40代大統領に選出
- 2012年、「国連持続可能な開発会議」でのスピーチで世界の注目を浴びる
- 半世紀ぶりに国交回復したキューバとアメリカの仲介役を担うなど、世界中で活躍
- 2015年、大統領退任
引用 : 株式会社汐文社
ヒッチハイクで乗せてくれるような素敵な人柄
Hacía dedo en la ruta y lo levantó el presidente José Mujica. Conocé la historia http://t.co/0dxjtPOnzz pic.twitter.com/C6Jq6cyMJF
— El Observador (@ObservadorUY) 2015年1月16日
もし仮に、ヒッチハイクをしているあなたに対して停まってくれた車が大統領夫妻だったらどんな反応をしますか?笑
きっと僕もこのツイートをしてる人のように、Twitterやブログで取り上げると思います。笑
ムヒカさんが「世界一貧しい大統領」と呼ばれているのには、理由があります。
(出典 : grape [グレイプ])
日本円で約140万円に相当する給料の90%を福祉団体に寄付し、大統領に与えられる邸宅に住むことも拒み、自宅の農場で国民と変わらぬ質素な生活をしている。
「大統領=優雅な生活」
を覆すような、その生き方と人柄、考え方に僕はとても感銘を覚えた。
ムヒカ大統領が語る、私たちの本音とは何なのか
僕はやりたいことがたくさんあって、行きたい場所もたくさんあれば、経験してみたいこともたくさんある。
それでも、物欲はなくて欲しいものはないし昨今の「消費社会」に疑問を抱えていた。
そんな時にこのスピーチに出逢って「僕が求めてたのはこれだ」って。
2012年の地球サミットでムヒカ大統領が行った伝説の感動するスピーチ。たった10分間、されどとても考えさせられる偉大な10分間。
動画は絶対に見てください。笑
今すぐじゃなくても構いません。
本氣の人が本氣で訴えかけるメッセージは、あなたに必ずや刺さるメッセージがあります。
速度制限や、どうしても動画は見たくないという人のために、以下にスピーチの全文を引用しておきます。
この場に出席されている世界各国の代表の皆さん。ありがとうございます
お招きいただいたブラジル国民、そして大統領閣下に感謝します
これまでに発言されたすべての方々が表明された誠意にも大いに感謝いたします
いち国家指導者として、貧しい人々のための取り決めつくりに、仲間としてともに参加することを表明いたします
しかし、いくつか声高らかに質問することをお許し願いたい
今日の午後ずっと話されていたことは「持続可能な発展」と「世界の貧困をなくすこと」でした
けれど、私たちの本音は何でしょう?
今の発展を続けることが本当に豊かなのでしょうか?
もしドイツ人が一世帯に持つ車と同じ数の車をインド人もまた持つとすれば、この地球はどうなるでしょうか?
私たちが呼吸できる酸素は残されているのでしょうか?
例えば、最も裕福な西側諸国と同じようなレベルで70億80憶の人々に消費と浪費が許されるとしたら、それを支えるだけの資源が今のこの地球のどこに残っているというのでしょうか
それは可能なのでしょうか?それとも別の議論が必要ですか?
いまの、この文明をつくったのは私たちです
私たちは市場と競争社会から文明という落とし子を生み出し、物質面での驚異的な進歩をもたらしました。そして市場経済は市場社会をつくりだし、それを世界規模に拡大してしまいました
いわゆるグローバリズムです
そのグローバリズムを私たちはコントロールできていますか?逆にコントロールされてはいないでしょうか?
こんな残酷な競争で成り立つ社会で「みんなで世界を良くしていこう」なんて議論が本当にできるのでしょうか?
どこまでが仲間で、どこまでがライバルなのでしょうか?
私は今回の会議を否定するために言っているわけではありません。
我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、明らかに政治的な問題なのです
人類は今消費社会をコントロールできていない。逆に人類の方がその強力な力に支配されいるのです
我々は、発展するためにこの地球上にやってきたのではありません
幸せになるためにやってきたのです
人生は短くあっという間です
しかしその人生こそが何より価値あるものなのであり、命より高価なものは存在しません
ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り投げ出しているのです
余計なモノを買うためにもっともっと働いて、人生をすり減らしているのは消費が「社会のモーターとなっているから」です
なぜなら消費が止まれば経済がマヒしてしまい、経済がマヒすれば「不況というお化け」が我々の目の前に姿を現します
しかし、今この行き過ぎた消費主義こそが地球を傷つけ、さらなる消費を促しています
このハイパー消費を続けるには、商品の寿命を縮め、できるだけ多く売ろらなければなりません。今の社会は、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しかもたない電球しかつくってはいけないのです
なぜなら人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を支続けなければならないからです。これは政治問題です
我々は今までと違う文化のために戦い始めなければならない。石器時代に戻ろうとはいっていません
このままずるずると消費主義に支配されるわけにはいかない
私たちが消費主義をコントロールしなければならない。とても謙虚な思いからいっております
かつての賢人たち。エピクロスやセネカそしてアイマラ人たちは次のように言っています
「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっといくらあっても満足しない人のことだ」
大切なのは「考え方」だからこそ、この会議に出席し国家指導者としてみなさんと努力したいのです
私の発言はみなさんを怒らせるかもしれないが、気づかないといけない。「水問題、環境の危機」が本質ではなく、見直すべきは我々が築いてきた社会モデルであり、我々の生き方なのです
なぜそう思うか
私は環境に恵まれた小さな国の代表です。人口は320万人。けれど世界で最もおいしい牛が1300万頭。すばらしい羊が1000万頭と、食べ物乳製品、そして肉の輸出国です
国土の90%が有効に使えるほど豊かな国なのです
私の同志である労働者は、かつて8時間労働を成立させるために戦いました。そして、今では6時間労働を勝ち取った人もいます
しかしながら6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長く働いています
なぜか?
バイク、車などのリボ払いやローンなどのたくさんの支払いがあるからです
毎月2倍働き、ローンを支払っていたらいつの間にか私のような老人になって人生が終わってしまう
私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます
そして自分に問いかけるのです
「これが私の一生だったのか」と
私が言っているのは単純なことです
発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません
「人類の幸せ」
「愛」
「子育て」
「友達をもつこと」
そして
「必要最低限のもので満足する」
ためにあるべきものなのです
それらこそが一番の大事な宝物なのだから
環境のために闘うのなら、一番大切なのは人類の幸せであることを忘れてはなりません
ありがとう
何を思い、どう感じるかはあなた次第。
Mr.サンデーでは、日本人に向けたメッセージを
これも見てください。笑
僕の人生観のいくつかはここから貰いました。
でも、動画がなかなか見れない・見られないことを知ってる僕は、キャプチャ画像を用意しましたので、こちらをご覧ください。笑
(出典 : YouTube)
- 足るを知る
- 幸せにしてくれるのは、モノじゃなく生き物
- モノを買う時のお金は、そのお金を得るために働いた時間
- 人や日本や世界を変えられない、変えられるのは自分の考え方だけ
そんな学校では教わらない、素敵なメッセージ。
本当のリーダーとは
ムヒカ氏は今、自分の農場に農業学校を建てて、子どもたちに教育をしているとのこと。
そんな中、この先の目標である「本当のリーダー」を育てることについて語ってくれました。
私がいなくなったときに、他の人の運命を変えるような若い子たちが残るように貢献したいんだ
本当のリーダーとは、多くの事柄を成し遂げる人物ではなく、自分をはるかに超えるような人材を残す人だと思うから
(出典 : YouTube)
僕は教育者でもなければ、人生経験を積んだ老人でもない。
それでも、自分が感化されたものをこうして形に残して、後世に伝える事はできる。
人は1人で出来ることは限られてるけど、自分よりも可能性がある子どもたちにたくさんのことを伝えれば、できることは増えていく。
そんな生き方をしていこう。
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