最近、あまりにも情報を鵜呑みにする人が増えているんじゃないかと感じている。
『そんな情報に惑わされるな!』
って声を大にしたとしても、大体はマスメディアの影響力に負けてしまうことが悔しい。
それでも、昨今は情報がうんざりするほど溢れていて、ましてや1人1台はスマホやiPhone、ないしはパソコンを持っている時代。
みんながスマホを持ってる今
— ナースあさみ (@asami300765) 2016年6月14日
みんながマスコミでメディア。
もはや、情報をコントロールしようなんて昭和。
これからはどんな情報を選んでいくのか
受信する私たちが主役だと思う( ´ ω ` )
という時代がやってきてもおかしくない。
そのために、「どう情報や物事の本質を見極めるのか?」に必要な4つの方法を紹介しよう。
情報を鵜呑みにするな!
本質の意味
そもそも「本質とは何か?」という人もいるだろう。
ここで言う本質とは、
みんなが「こうするのが正しい」(パワーバランスから考えて自分の得になる)、「ああするのが正しい」(あんなやつの言うことなんてまともに聞けるもんか)とざわざわ言っているなかで、ある人がひとり静かに考えたとする。
「ほんとうの正しさってなんだろう」
正義はあくまでも正義であって、不正はあくまでも不正であるような、相対的なものではない、絶対的なものがあるんじゃないか。
そう考えていくとき、その人は「正しさ」の本質を見きわめようとしている。
引用 : 【OKWAVE】
という例え話にもあるように、定義化するとすれば、「ある一つの情報や事柄、物事の最も重要な部分」とでも言っておこう。
同義語として、「核心(を突く・に迫る・に触れる)、目的」などが挙げられる。
情報を鵜呑みにするとは?
例えば以下のような人がいたとして、あなたはこれからその人に会うことになっている。
ルックスがめっちゃ良くて、明るいし笑顔も振りまけて、男性からの人気がすこぶる高い女性。
ただし、条件として
- あなたはその人に直接会ったことがない
- 評判が良くない
という前提があったとする。
その良くない評判というのは、「あの人の笑顔はもっぱら作り物だし、人気を得るためなら手段をいとわない程腹黒さも兼ね備えてる悪女だよ。」というようなもの。
その状態で、その女性に初めて会う時の印象は、どんなものになるだろうか?
また、それとは逆に以下のような条件がある場合
- あなたはその人に直接会ったことがない
- 評判が良い
その良い評判というのは、「あの人の笑顔にはいつも癒されるし、その明るさで周りの人も自然とつられて嫌なことも忘れられるような素敵な女性だよ。」というようなもの。
その状態で、その女性に初めて会う時の印象は、どんなものになるだろうか?
答えは明白。
前者の場合は、第一印象はマイナスイメージが多く、後者の場合は、プラスイメージをもたれるだろう。
これが情報を鵜呑みにするということ。こういった情報に踊らされている人が多い。
最近マスメディアで大々的に取り上げられている舛添知事のそれなんかも同じ。
本質を見失うとどうなる?
では本質を見失うと一体どうなるのか?以前このブログにて、働くこととお金の本質に触れたことがあった。
要約すると、働く理由が「お金である」という人が多かったから、毎月1,000万円貰えたらあなたは働きますか?という記事。
働かなくなれば経済は回らないし、困る人もたくさん出てくる中で、何割かの人は働き続ける。その何割かの人たちは、仕事や働くこと・お金の本質を理解している。
裏を返せば、働く理由がお金だという人たちは「じゃあ何で働いてるんだよ!」とか「そんなんどうでもいいわ」と路頭に迷ったり、投げ出したりするだろう。
人は本質を見失うと、自分を見失ったり、自暴自棄に陥ったり、自分のことを棚に上げて人のせいにしたり、進む道を間違ったりと、マイナスの方向に進むことが多い。
では、どうすれば情報やヒトやモノの本質を掴めるのだろうか?
本質を見極める4つの方法
①好奇心を忘れない
人は生まれながらにして、好奇心なるものを兼ね備えている。
子どもにこんなことを聞かれて困ったことはないだろうか?
今年小学生になる6歳の従姉妹の無邪気な質問が痛かった話。
— 飛雪 @ L'30th🌈✨ (@toki0314) 2014年1月3日
「お姉ちゃん赤ちゃん産まんと?」
「まだかなぁ」
「なんで産まんと?」
「んー…」
「もしかして、お父さん決まっとらんと?」
「そうだね…」
普通この年の子どもってなんでなんでって聞くとこで終わるんじゃないんですかね…
甥っ子くんとスターウォーズごっこをしたんだけど、ダースベーダーはどうして悪者なの?とか、ヨーダは本当に強いの?とか、ロボットは何してるの?とか…いろんな質問をされて、子どもにも分かりやすく答えてあげようと思ったけど難しくて困った。笑
— ⋆✩* YuKi ∗✩*⋆ (@YuKi_384627) 2014年4月29日
今、子ども電話相談室で「カブトムシはどうして(交尾したり)卵を産んだりすると死んでしまうんですか?」という質問があり、回答としては「大事な仕事が済んだから」みたいなことだったのだが・・・
— kingstone (@king1234stone) 2014年7月30日
僕らは大人になっていく過程でこの力がどんどん失われている気がする。
『当たり前だから当たり前』と教えられてきたからだろう。
それでも僕は、納得がいかないと『なぜ?』『どうして?』『なんのために?』と常に自問自答をしてきたし、自分の興味・感心や疑問を納得するまで調べ尽くしてきた。
この好奇心を忘れず、『なぜ?』『どうして?』『なんのために?』と考える力こそ本質を見極めることに必要な力である。
②絶対という固定概念を捨て、主観と客観を常に意識する
これはまだまだ僕自身も足りていないのだが、本質を見抜く時は、何事も『絶対』という固定概念をもとに考えることは実に恐ろしいことである。
『絶対』というものを自分の中で決めてしまうと、その絶対をもとに、自分に都合がいいように解釈するようになる。
だからこそ、常に主観と客観を意識する。端的に分かりやすく言えば、両極端のものさしを持つということだ。
何が正義か?を考える時こそ、悪とは何か?と考えることが必要だし、悪を理解できているからこそ正義が分かる。
③情報や知識を増やし、多面的に判断する
先ほど挙げた両極端のものさしを持つことと合わせて、本質を見極める時は多面的に判断するということも求められる。
何かを一つの方面から見たり、考えたりするのではなく、色々な方面から考えることが必要だ。全体像というものを把握し、そこから多面的に見ていく。
サイコロが見る角度によっては、さいの目が変わるように、物事も見る角度や捉え方を変えると違う一面が見えるのだ。
だからこそ、たくさんの知識と情報をふるいにかけつつも、たくさんのことを経験し、自分の判断基準として、インプットをし続ける必要がある。
④自分で確かめる
冒頭で女性の話をしたが、どんな情報があるかで第一印象は変わってしまうことを説明した。
だからこそ、あくまで情報は情報として客観的に受け取っておき、その女性に実際に会ったり、話したり、コミュニケーションを取ることで確かめることが必要だ。
ここで重要なのは、目で見えること・耳で聞いたこと・直接会って感じたことが全てではないということ。
ヒトやモノ、情報や物事には生い立ちや歴史があるからこそ、見えないものや聞こえないことといったノンバーバルな部分で本質を捉えることも求められる。
おわりに
答えのない押し問答の多い今の時代だからこそ、正解はないし、不正解だって一概に断言することはできない。
だからこそ、本質を理解することで、その物事や情報の一番重要な部分を把握し、一番効果的な選択を自分たちでしていけるようにしよう。