誰もが寝静まって、さも世界にいるのが自分だけのように感じる深夜3時。
急に眠れなくなって、ふと考えたんだ。
『幸せな人生ってなんだろう?』
って。
- 幸せな人生ってなんだろう?
- 幸せな人生について1. だれかに幸せな人生の定義って教えてもらったっけ?
- 幸せな人生について2. 幸せな人生を定義しようとすると「なんだろう」がたくさんある
- 幸せな人生について3. 昨日同い年の友達と話したこと
- 幸せな人生について4. どちらかを選んだ自分から選ぶ前の自分を見てみた
- 幸せな人生について5. 自分で選ぶ道にはしあわせがたくさん転がってる
- 幸せな人生について6. 究極言ってしまえば、死ぬ時に楽しかったかどうかでいいんじゃないかな
- 幸せな人生について7. 一度きりの人生を自分の幸せ基準で考えてもいいんじゃないかな
- 幸せな人生について8. 幸せな人生を生きているから、周りも幸せになる
- 幸せな人生について9. 幸せな人生への道は、はじまったばかりだ
幸せな人生ってなんだろう?
最近身近な人の結婚式が増えてきた。
ぼくは、今年で24歳になる。
結婚して子どもがいる同級生もいれば、そろそろ結婚するって人もいる。
放課後が楽しみでたのしみで仕方なかったあの頃から、あっという間に時が流れたなぁって。
『自分もいつか結婚するんだろうか』
そんなことを考えてみたりもするんだけど、あんまり現実的には思えなくて。
子どもの頃、むじゃきに考えてた理想の結婚なんてものは、夢のまた、ゆめのように遠くて。
それもそのはず。
大学は4年の3月で辞めたし、その後俳優活動をしたかと思えば
横浜から沖縄までチャリで移動して、あげくブログをしながらコテージの管理人をしてる。
そんな状態で結婚ができるとは到底思えない。
家族を養える経済力なんてものはないし、社会から認められた地位がある訳でもない。
ただ、ぼくは幸せだし、よく「いいよなぁ、うらやましいわ」って言われる。
それは一体どうしてなんだろう?
幸せな人生について1. だれかに幸せな人生の定義って教えてもらったっけ?
- 心から愛する人と結ばれること?
- 親の望んだように生きること?
- 偏差値の高い大学に入って、誰もが知ってる大企業に就職すること?
- ビジネスで大成功を収めて大富豪になること?
- 大人氣のカリスマスターになって地位と名誉を手にいれること?
- 人に喜ばれたり、必要とされるヒトでいること?
どれも正解な氣がする。
思い返せば、何が幸せで何が不幸せかなんて学校じゃ教わってこなかったし
だれかから熱心に聞いた訳でもない、しあわせの定義なんてものはとても曖昧なもの。
人の数だけ「しあわせのカタチ」が違うし、人の数だけ「しあわせのカタチ」も存在する。
中には一日中ゴロゴロしたり、好きなだけ美味しいものが食べられることが幸せだって人もいる。
究極言ってしまえば、なにもしないで生きているだけでも幸せだって人もいる。
だれかにとっての幸せがそのまま自分の人生のしあわせを決める訳ではないみたいだ。
幸せな人生について2. 幸せな人生を定義しようとすると「なんだろう」がたくさんある
- いい大学に行って、いい職場に就きなさい
- 社会人として成功して、稼げる人になりなさい
- しっかりと稼いで、幸せな家庭を築きなさい
そうやって言われることは少なからず、だれしもが一度はあるだろうけど
これってだれが決めたことなんだろう。絶対に守らなきゃいけない法律なのかな。
- そもそもいい大学ってなんだろう
- いい職場ってなんだろう
- 成功ってなんだろう
- 幸せな家庭ってなんだろう
みたいに「なんだろう」がたくさんあって、それを理解するのにも時間がかかる。
定義が曖昧で、この定義なんてのも人によって違かったりする。
余裕がある時に考えられたらいいんだけど、だいたいこういう考えごとをする時って
なにか切羽詰まった状況だったり、人生において大事な道を選ぶ決断の時だったりする。
幸せな人生について3. 昨日同い年の友達と話したこと
昨日、大学時代の友達から「今話せる?」って連絡が来て。
それもめっちゃ久しぶりだったから、なんだろうって思いながらも電話してみたんだよね。
(なお、しっぷー = 疾風という漢字の読みから当時のあだ名です)
──しっぷーってなんで今そんなことしてんの?
自分:え、なんでってどういうこと!笑
──いや、単純に氣になったというか。5人兄弟の長男じゃん?事情を知らない俺が言うのもなんだけど、家族からは稼ぎ頭として期待されてたんじゃないかなって。
自分:されてたされてた。笑 何なら両親からだけじゃなく、おじさん家族・おばさん家族・おじいちゃん・おばあちゃんなんかにも。
──そこなんだよな。そういう状況なのに、こう自分の道を進んでるというか、貫いてる感じがすげぇなって。
自分:最初はめっちゃ反対されたよ?笑 大学中退するのも、俳優目指すのも、沖縄までチャリで行って、急に一人暮らししながらコテージの管理人するってのも。
──俺も今悩んでるというか。もしかしたら父親が部下の責任とって会社やめるかもだし、現状就職せずネットビジネス一本でやってこうと思ってたんだけど、うまいこと結果が出てなくて、これからどうしよっかなって
彼も悩んでた。
「家族のために役に立ちたいって想い」と「自分のやりたいことをやりたい」ってジレンマに。
どっちが正解とか、どっちが正しいとか正直選べないし、わかんないよねこんなん。
でも、ぼくが同じような状況になった時、こうやって考えたんだ。
幸せな人生について4. どちらかを選んだ自分から選ぶ前の自分を見てみた
例えば、大学もやめず、就職して、給料のいくらかを実家にいれる生き方をしたとして
その自分がその選択を果たして後悔しないだろうかって考えたんだよね。
もちろんこの生き方は、これでいいと思うし、幸せな人生のひとつかもしれない。
でも、間違いなくこの選択をしたら「後悔するだろうな」ってよぎったんだよね。
反対に、やりたいことをやって好きなようにする生き方をしたとして
父さんが病氣で倒れて、弟妹5人を養わなくちゃいけなくなったとしたら、それも後悔するなって。
「ちゃんと働いて実家の役に立っておけばよかった」って思うんだろうなって。
結局何が言いたいかって、いろんな選択がいろんな場面でやってくるけど
選ばなかった道の後悔って少なからず絶対するんだろうなってこと。
ないものねだりだよね。
レストランでメニューに迷って決めたはいいものの、やっぱりこっちがよかったってのと同じ。笑
だったら、少しでも後悔しない方を選んだ方がいいよなって。
父さんが倒れたら倒れたでその時考えられるのだから、今しかできないことをしようって。
幸せな人生について5. 自分で選ぶ道にはしあわせがたくさん転がってる
なんか、ぼくが今「幸せだな」って心から思えてるのかを、改めて考えてみると
「自分で自分の進む道を決めたから」であって、それに納得してるからなんだなって。
もちろん世間一般的に考えれば、収入も安定しないし、社会的身分もない。
この先どうなるかも分からなければ、全くもって先の見えない道なのかもしれない。
でもね、楽しいんだ(*^^*)
自分で1つひとつ道を整備していくような日々で。
ゴールの見えない永遠に続く階段を、ひたすらがむしゃらに進んでたり
世界地図に向かってダーツを放って「次はここに行こう!」って決めてみたり
雨でぐちゃぐちゃになった泥道の上に板や布を敷いて、大変な思いをしながらリアカーを引いたり...
毎日がそんな感じで。
そりゃ収入も安定しないし、社会的保証もなんもないし、お先真っ暗かもだけど
自分で決めながら少しずつもがきながらも進んでいく、この過程が幸せなんだなって。
幸せな人生について6. 究極言ってしまえば、死ぬ時に楽しかったかどうかでいいんじゃないかな
いつ死ぬかも分からないし、未来なんて自分の思い通りにならないんだから
その時その一瞬での選択を、自分が「悔いなし!」って昔の自分に胸を張れるように
最善の道を選び続けることが大事なんじゃないのかなって。
進んだ道で、後悔したとしてもその先はいくらでもやり直せる、生きてれば。
少なからず悔いるよりも、選んだ道を正解にしていくしかないよなって。
そりゃ、今死んじゃったら、やりたいことたくさんありすぎて困るけど
これまでの過程の分は、悔いはないから文句なし!って死ねると思う。
まさにワンピースのDr.ヒルルクのように、死ぬ時は
「まったく!!!! いい人生だった!!!!」って言えるような「今を生きたい」なって(*^^*)
幸せな人生について7. 一度きりの人生を自分の幸せ基準で考えてもいいんじゃないかな
人のために
社会のために
そうやって生きる人も最高にかっこいいと思うし、それも幸せの一つなんだろうなって。
でも、自分の後悔しない道を選んで、自分が幸せな人生を生きることも大事だなって。
その幸せな人生を進む中で、だれかのためになれたり、社会のためになれたらもっと嬉しいよね。
きっとちょっと前の自分は、この順番が逆さまになってたんだと思う。
からっぽのコップからは、なにも出てこないのと一緒で
自分が幸せじゃなかったら、人に幸せなんて届けられないもん。
幸せな人生について8. 幸せな人生を生きているから、周りも幸せになる
結局はだれかにとっての幸せが自分にとってに幸せなんじゃなくて
自分が「これが自分の幸せだ」って決めたものがほんとうの幸せな人生なんじゃないかな
それは探して、さがして、探し続けて見つけたら
自分で離さないでつかまえておかないと逃げちゃうようなシアワセで。
自分で決めて、進んで、その「シアワセ」をちょっとずつ育てていくんだ。
きっとそれは、自分だけじゃなくて周りの人からしても嬉しいことで。
両親や友達、いろんな人が「あいつ幸せそうだな」って思ってもらえるのなら
それだけでも十分に周りを幸せな氣持ちにできているんだと思う。
なんだかんだ、ぼくが選んだ道を心配してた両親やおじ・おば家族も
いまだに「だいじょぶかぁ?」って言いながらも、なんだかんだ応援してくれてる。
ぼくが楽しんでたり、充実してる様子を見て、きっと安心してくれてるんだ。
両親とかいろんな人がいろんなアドバイスをくれるんだけど、
結局は「自分が納得した人生」を歩み続けて、楽しく悔いのないものにすることこそが
なんだかんだいって「一番の恩返し」なんじゃないかなって思ったり(*^^*)
幸せな人生について9. 幸せな人生への道は、はじまったばかりだ
ぼくはまだ24歳だ。
もちろんいつ死ぬか分からないとしても、長い目でみれば、まだまだ人生始まったばっかり。
まだ奥さんができたわけでもなければ、自分の子どもが生まれた訳でもない。
同じように、ぼくと同じ20代のみんなも「幸せな人生」ってのはこれからのこと。
ぼくには楽しみしかない。
友達にかわいい赤ちゃんができたり、久しぶりに同窓会でともだちに再開したり。
今後一緒になにかをやらかしてやろうって人とタッグやコラボを組めるようになったり。
もしかしたら5年間彼女と同棲して、プロポーズ前日にフラれるかもしれない。
テクノロジーが進化して、タイムマシーンで昔の自分に会いにいけるかもしれない。
なんだかバカみたいだけど、そうやって幸せな妄想を描いてるだけでも
まだまだ人生捨てたもんじゃないなって思えるし、喜怒哀楽ぜんぶがあってこその
幸せな人生なんだろうなって思えるから、ほんとこれからなんだよきっと。
うまくいえないけど。
しあわせな今の積み重ねが、大きな幸せになってくんじゃないかな(*^^*)
この記事を書いた人のプロフィール