Dear 感情を押し殺してコントロールしていたあの日の僕へ
どうも、駆け出し俳優ブロガーの疾風(@hayate_cwrkh5)です。
僕はこれまで自分の感情を抑えること・感情を表に出さないことを教えられて生きてきた。
その結果、今は喜怒哀楽が激しいとか感情の起伏が激しいなんてことは滅多にない。怒りっぽいこともなければ、極力怒りのコントロールなんてのもできるように努力してきた。
だがしかし、役者ともなれば、『全ての感情』が大事な訳で。喜怒哀楽全てを表現しなければならない。
感情のコントロールをすることも必要だが、僕は【感情と共に生きる】ということの大切さをあの日の僕に伝えようと思う。
感情はコントロールするものではなく、共に生きるもの
僕が全ての感情を大切にするようになったキッカケ
それは僕が役者を志し、人生初めてのワークショップに参加した時のことだった。
演技や表現がこんなにも楽しく、その空間にいるだけでニヤニヤだったり、笑いが止まらなかった僕を見た今の師匠がこう言った。
『あんた、これまで相当自分を偽って感情を抑えて生きてきたんだねぇ。』
忘れもしない。当時の僕にとっては衝撃の事実だった。
そして、同じ日にやった稽古で自分が『泣くこと』や『怒ること』を必要以上にセーブして生きて来たからか、全く持ってその表現をすることができなかった。
それは、思い返してみれば至極当然であって、
- 男だから泣くんじゃない!
- 人には優しくすること
- 怒ると嫌な気分になるからやめた方がいい
なんてことは、当然のように全ての人が言われて育ってきているのではないだろうか?
でも、僕らは他の動植物たちと違って、「喜怒哀楽が表現」できる。
それはとても素晴らしいことで、喜んだり・怒ったり・哀しんだり・楽しんだりという感情表現があってこそ、より人間らしさなるものが人生に加わるんだと思ってから、僕は全ての感情を大事にするようになった。
ネガティブな感情は“ダメなもの”という雰囲気
- 怒る
- 泣く
- 哀しむ
- 落ち込む
- 不安
- 恐れる
- 嫉妬
- 劣等感
- 無力感
挙げればキリがないネガティブな感情たち。
僕はこれまで、これらの感情を悪いものとして取り扱っていた。できることなら抱かないように注意したし、抱いてしまった時は「やってしまった...」と自分を責めることだってあった。
でも今になって思うのは、『ネガティブな感情はダメなもの』というのは単なる思い込みにしか過ぎないし、そんなことはないということ。
大事な試合に負けた時は、悔しさで自分を責めたり、落ち込んだり、泣いたりする。
大切な人が目の前からいなくなったら、さびしさで泣いたり、哀しんだり、落ち込んだりする。
ちょうど1年前の僕は彼女と別れて毎日の様に泣いていたし、外出を控えてこの世の終わりかの如く落ち込んでいた。
だからネガティブな感情を抱いたっていい。泣いたり、落ち込んだり、怒ったりは全然していいし、悪いことじゃない。僕らはロボットじゃないんだから。感情表現という人間らしさを忘れちゃいけない。
感情をコントロールすることは自分を偽るということ
自分の感情をコントロールするということは、自分の感情を偽るということと同義。
コントロールするのではなく、ポジティブな感情もネガティブな感情も一緒に自分の息子のように抱えて共に生きていこう。
それが人間らしさであって、感情を偽らない・飾らない素直な自分であって、自分に嘘をつかないということに繋がるから。きっと自分の心の声に素直になり続けることが、幸せを感じる秘訣なんだ。
自分のどんな感情も認めて、人間らしく感情表現を楽しみながら生きてこう。
From 感情表現の素晴らしさを知った今の僕より