(出典 : koebuニュース)
どうも、沖縄移住ブロガーの疾風(@hayate_cwrkh5)です。
僕が初めて参加したオーディションで、恥ずかしい思いを散々したので、これからオーディションに参加する人たちに向けた、3つの秘訣をお届けします。
俳優の道を目指して
僕がしっかりと俳優の道を目指し始めたのは、ちょうど1ヶ月前の4月からでした。
これまで培ってきた人脈を駆使して、SNSにて
『「俳優を目指してる&目指してた、俳優として現在活動してる方」「劇団・事務所・養成所に所属してる方」のお知り合いはいませんか?』
と声をかけたところ、約20名の方から「いるよ!」と、ありがたいことに声をかけて頂きました。
その中から何人か、俳優さんを紹介してもらったのです。
初めての稽古と初めてのオーディション
僕にとっての初めての稽古経験は、4月の第2週でした。
同年代の女の子の昔のバイト先の上司が劇団の座長を担っている!とお聞きし、直接繋いでもらいました。
その方はとても親切にわざわざ電話までしてお話を聞いて下さるだけでなく、色んなお話もして下さいました。
そして、『良ければ稽古見学しに来る?』とおっしゃっていただき、僕は初めて稽古に行くことに。
稽古日が待ち遠しく、ワクワクしてあまり寝られなかったその前日に『ちなみに稽古のあと、そのまま9月公演のオーディションがあるんだけど、どうかな?』と連絡が来ました。
僕はアルバイトの予定が入っていたのですが、代わりを見つけて参加する事に。
実にSNSで声をかけてから、わずか4日後の出来事でした。笑
稽古&オーディション当日
僕が事前に伝えられて用意したのは、
- 稽古で使う台本
- 簡単な履歴書
- 筆記用具
- スケジュールが分かるもの
- 動ける服装
の計5種類程でした。
会場に到着し、ドキドキしながら稽古場に入ると、既に何名か劇団員の方がいらっしゃって、一通り挨拶をしてから、いきなりの台詞読み。
先ほどまでの和やかな会話から一転、台本の内容も内容だったので、凄まじい変わりように驚いたのを覚えています。
時計回り(反時計回り)で、台本を読んでいくのですが、脚本家の方がいらっしゃったので、その方が気になったタイミングで止めて、指摘やアドバイスをなさってました。
途中、2チームに分けた時に人数が足りなくて、台本読みに参加させてもらいましたが、とても緊張しました。笑
そんな僕が脚本家の方から頂いたアドバイスは、
『もっと自分の言葉で良いよ。カッコつけようとか、演技しようとか思わないで。』
でした。
これまで役を演じ切るものだと思ってた僕には、「なるほど。」と思わされるアドバイスで、最近の稽古(こことは違う場所)でも、同じようなことを指摘されます。
その後、お昼ご飯を劇団員の皆さんと食べに行って、色んなお話を伺いました。
劇団の現状、どの作品がいいか、今後の演劇の未来などなど。僕にとっては全てが新しい情報でした。
いよいよオーディション!!
そうこうしている内に、オーディションが始まる時間が迫ってきたので、他の参加者の方々よりも少々先に会場入りさせてもらい、ぞうきんがけのお手伝い。笑
時間になると、少しずつオーディションに参加する方々が現れ、着替え始めるのですが...
僕の最初の失敗は、この服装でした。
他の参加者の方々が、スウェットだったり、動きやすいスポーツ用の短パンを着ている中、僕はジーパンにロングTシャツでした。笑
僕の中では“動く”ってのが、どの程度のものなのか分からなかったのもあったり、そもそもオーディションってどんなことをするのかすら知らなかったのです。
故に会場では浮きました。笑
親切な座長さんが、幸いにもスウェットを貸して下さったので、何とか普通にすることはできましたが。笑
その後、必要事項を記入する紙(出演経歴や個人情報、公演にあたっての練習のスケジュール確認)を記入して、いざオーディションが開始!
オーディションでやったこと
- 自己紹介
- 歩行
- 空間把握
- エチュード
- 台詞読み
だったんですが、初っ端の自己紹介で、ファーストカルチャーショック。
自己紹介
1分間の自己紹介時間を与えられるのは、得意なはずなのですが、なぜか緊張しているさなか、一番最初に自己紹介した人は...
『みなさーん!こんにちわー!!1ヶ月前まで夢の国のジャングルでキャプテンやってました!!』
みたいな感じで、一気にハードルがグンッと上がりました。笑
他にもユニークな自己紹介がありましたが、内容が大きくなってしまうのでここら辺にして...(言うまでもなく僕は普通の自己紹介になりましたw)
歩行と空間把握
誰にも見られてないという仮定で、これでもかと言わんばかりの怠そうな歩き方とやらをやりました。
もうほんとそれこそ、普段言わないような『あ〜世の中生き辛ぇ〜...』とか『マジ社会f◯ck』みたいなことを言いながら。笑
自分の中でポジティブスイッチとネガティブスイッチを切り替えるという目的があったんじゃないかと考えてます。
その後、他の共演者にぶつからないように、空間を歩く中で、会場内にあるものをカウントしていくんです。椅子や換気扇、更には共演者も。
決められた時間内で数えていって、制限時間が終わった後にこう聞かれました。
『それでは◯番目と◯番目に数えたのものを指差して下さい。』
完全にうろ覚えでした。まさに無目的。空間や人をどれだけ普段から意識してないかが、痛い程分かりました。
エチュード
エチュードとは、別名即興劇といい、場面設定だけで、台詞や動作などを役者自身が考えながら行う劇のことです。
今回のオーディションの場合は、会場端に全員が5列×3人ずつぐらいで並び、逆側の端まで進んでいく過程で、「自分が最も動かされる何かに向かって歩いて行って下さい。」というお題でした。
その際「何かを説明するような素振りはせずに、歩いて行く中で表現して下さい。」との注意事項も頂いたのですが、僕は全く何も思いつきませんでした。笑
“就活で企業に向かう”という前提を持って、手に鞄と想いを握りしめて歩きましたが、絶対に客観的に見たら伝わらない程度のものだったと思います。
台詞読み
最後は台詞読みです。
2つの歴史を題材とした台本を頂き、脚本家の方が『Aのシーンの◯◯役を△△さん、◯◯役を□□さん...』と割り振った後に、参加者たちが主体的に劇を指示なしで行って行きます。
いくつものシーンを様々な組み合わせで行っていくのですが、やはり上手い方は相当上手かったです。さも、練習してたかのような役の演じっぷりに、ただただ脱帽していました。
そんな中、自分の番が来たのですが、チャラくてめんどくさがり屋の役を指定されまして。笑 普段の自分とは、かけ離れた役だったので、そりゃもうとんでもなく緊張しました。笑
おかげさまで、自分の台詞なのに少し抜けて、間が空いてしまったり、退場方向を間違えるなどと、場内では「くすくす...」という笑いが起こっている程でした。笑
もちろんその後は、一度も呼ばれませんでした。出番は何回かあった内のたった一回。面白かった人や、インパクトのあった人は何度も選出されてました。
初オーディションを楽しむ3つの秘訣
という訳で、僕のこの見事なまでの失敗談を通して、右も左も分からない状態でオーディションに参加する人たちに、僕から送れるアドバイスを3つご紹介します!
①服装注意!笑 動きやすい服装で!
僕が恥ずかしい思いをしたのですから、もう言わなくても大丈夫ですよね。笑
服装には気をつけて、十分運動しやすい服装を持って行って下さい!(着替えがない場合は、印象を残せる服装がいいかも)
②自己紹介はオリジナリティーを爆発させろ!
普通の自己紹介は、ぶっちゃけつまらないです!もう、その瞬間終わりです!
他の人と絶対にかぶらない、ないしは全力でスベってもよし!とにかくオリジナリティー溢れるインパクトがあるものにしましょう!
③国語力を今のうちに養っとけ!
そして一番痛感したのが、ここです。
あまりにも漢字が読めなかったり、本来の用途とはあからさまに違う読み方やイントネーションをしている人がいたり。
日本人なのに日本語の勉強が足りてないと、他の参加者の台詞読みを聞いたり、自分が台本を読んでいても感じました。
小説を読むなり、漢検を受けるなり、様々な工夫ができるかと思います。
おわりに
はじめてばかりのオーディション。
自分なりのオリジナリティや基礎的な部分をしっかりと準備して、オーディションを楽しみましょう!